【 仕事ができる人に特有の悩み 】

そもそも何故不安なのか、何に対して不満があるのか、

よくわからない…。

 

もし、あなたがそんな風に感じているとしたら、

その苦しみは好ましいことかも知れません。

「何故」や「何」といった深い言葉が出てくるのは

感覚がまともに動いている証拠だからです。

感受性が死んでいたら、

根本的な疑問なんてわいてきません。

 

とはいえ、苦しいのは嫌ですよね?

できれば、心穏やかに暮らしていきたい。

ぼくも、常々そう願っています。

 

近代的な世界を生きていくコツは、

終わりを最初に考えることです。

たくさんの人が「目的を持ちましょう」と言いますが、

それって、要は「終わりから考えましょう」ってこと。

仕事ができるのは、それができる人です。

 

ただし、実は、そのコツ、あんまりよくありません。

正確には、よくない面も持っています。

つまり、諸刃の剣なわけです。

 

最初に終わりを考えれば、

当然、限界から逆算することになりますから、

やがてそれは「檻」に感じられてきます。

知らぬが仏で、気付かなければ平気なわけですが、

仕事ができる人は感覚も鋭敏なので、

必ずその矛盾にぶち当たります。

 

さらに言うと、終わりから考えるって

要は「終末思想」なんですよね。

近代主義はキリスト教からしか生まれなかった

と指摘されます。

キリストの生誕を歴史上ただ一度のこととして捉え、

やがて最後の審判がくだされるという終末思想を

教えの中心にすえたからです。

その思想がが人類の時間意識を大きく変えました。

 

英語の「end」には「終わり」という意味と

「目的」という意味があります。

逆に、くり返しを意味するエンドレスは、

終わりがない状態であり、目的がない状態。

『サザエさん』が終わらないのは

めざしている目的がないからなんですね。

 

敢えて言えば、続けること自体がテーマです。

ぼくらがいだく平和のイメージは

永遠性と強く結びついています。

 

つまり、仕事ができる人の感じるつらさとは、

エンドとエンドレスの葛藤なわけです。

終わらせることと続けることの矛盾。

 

『時の祭壇』は、

その矛盾をテーマにしたカードゲームです。

右肩上がりの「矛」と円満なる「盾」の組み合わせを

シンボルにしています。

 

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