松嶋渉さん

ƒvƒŠƒ“ƒg

 

今回は、通常のご紹介とはちょっと違った形になります。というのも、松嶋さんご本人が、ぼくが書くよりもはるかに精緻なレポートを書いてくださったからです。
これ、ぼくが読んでもワクワクします。

第1話
http://originalsymbol.tumblr.com/post/110537083304

第2話
http://originalsymbol.tumblr.com/post/110619601369

第3話
http://originalsymbol.tumblr.com/post/110709379874

第4話(最終回)
http://originalsymbol.tumblr.com/post/110745640134

>松嶋さん 本当にありがとうございます!

で、これ以上書くことがあるのか? と言えば、残っているのは、ぼくの側から見た感想くらいでしょうか。というか、もはやそれしかない(笑)

一番大きなポイントは、何と言っても大きく配された「耳」だと思います。ご自身で作られたシンボルにも耳の字が大きく配されていました。
ただ、インタビューをしても音楽や音に対する思い入れがものすごく強いというわけではなかったんですね。どちらかと言えば、言葉。そして、むしろ関心がおありだったのは映画でした。映画が興味の対象ならば、むしろ「目」じゃないか? と。

そこのところ、少し時間をかけてお話ししたのですが、「これだ!」という確信にはいたりませんでした。何だか今ひとつハッキリとしないまま、ぼくの頭の中には三木富雄さんの作品が思い浮かんでいました。
三木富雄さんは、1938年生まれの彫刻家で、ずっと耳(しかも左耳)ばかりを作り続けた人です。作り続けたと言っても、実は40歳の若さで1978年に亡くなられています。
「私が耳を選んだのではなく、耳が私を選んだ」という言葉を残しつつ。もしかしたら、松嶋さんも耳に選ばれた人なのかな? と、そんなことを考えていました。

一方で、「心」を大切にされる方だったので、もう一案はそれを図案化しました。最初の質問で、好きな文字として上げていただいたのも「心」でしたし、大切にしたいものも「オープンマインド」だったからです。ぼくの松嶋さんに対する第一印象は「心の人」だったのです。
通常は具象と抽象のラフ案2点をご提示するところ、どちらも文字ベースになったのはイレギュラーでした。

 

tumblr_inline_njihmnzRze1qf5497

 

そして、ぼくはてっきり心が選ばれると思っていました。
こういう言い方は何ですが、「心と耳とどっちが大事?」と聞かれたら、心だと思うじゃないですか。
そこのところ、ちょっと意外だったわけです。

もちろん、傾聴を大切にしたいというご本人の姿勢を示してもいるわけですから、意味のヒエラルキーを設けるべきではありません。ただ、「なぜ、目ではなく、耳なのか?」という問いは実は宙ぶらりんのままでした。

というわけで、「耳」を前面に出しながら、ぼくとしては「目」も強く意識した次第。「いやいや、松嶋さんはよく聴かれるだけじゃなく、きっとよく見られるはずだ」と。
しかし、このシンボルアートを公開した際、ある人から「口も入っていますね」と言われました。あぁ、そうだなぁ〜。してみると、松嶋さんはしゃべる人でもあるのか? 確かに、facebookのプロフィール写真には、しっかりとマイクを持った姿が使われています。

松嶋さんがご自身で作られたシンボルアートを見せてもらった時、心と耳の両方が入っていたので、「どちらかにされた方が良かったですね」と指摘させてもらいました。
でも、結果的に出来上がったシンボルアートには、耳の中に目と口が隠れているわけですから、「おいおい、そっちの方がたくさん入ってるじゃん」です。

それは、ご自身の謙虚さとまわりの期待の大きさにシンクロしているのかも知れません。
そう言えば、ぼくが作る前にご自身で作ってみられたのは松嶋さんだけです。普通はそんなことはやってみないと思いますし、そもそもIllustratorというプロ用のソフト自体を使われています。
松嶋さんのシンボルアートの裏テーマは「能ある鷹は爪を隠す」かな?
オウィディウスの言葉「よく隠れし者はよく生きし者」を贈ります。

 

tsugi

 

サブコンテンツ

このページの先頭へ