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2017年5月14日開催「ゲームマーケット 2017 春」の
予約受付は終了しました。

 


 

「宝物」をつくりたいと思いました


ぼくにとっての宝物はもっぱら紙でできています。
なぜなら、それらが本や雑誌だからです。

上の写真は、小学校4年生の時に
『ブルーシティー』という作品に感動して以来、
雑誌(主に「ジャンプ」)に掲載されるごとにスクラップした
マンガ家・星野之宣さんの扉絵コレクションです。

『ブルーシティー』は40年ほど前の作品ですが、
当時中学生や小学生だったクリエイターの卵たちに
圧倒的なインパクトを与えました。
『ブルーシティー』をオンタイムで見た人たちは、
口々に「あのマンガの連載開始は衝撃的だった」と言います。
ただし、
特定のマンガを雑誌から切り離して取っておこうと思った人は
いなかったようで、このスクラップブックを見せると
そうした人たちにとても驚かれ、喜んでもらえます。

同じ作品を好きだった感受性と同時代性を共有しつつ、
ぼくにしてみれば、やっぱりちょっと誇らしいわけですね。
小学4年生で、その価値と重みに気づいて
大切に保管を始めたわけですから。
何千万円出されても、ぼくがこのスクラップブックを
手放すことはないでしょう。
宝物です。
 
 
なので、ぼく自身がカードゲームをつくる時にも
「宝物」をつくりたいと思ったわけです。
持っていることが誇らしい。
「だって、わたしにはそれが素晴らしいものだとわかったから」
って、言えるもの。
そんなカードゲーム・セットをつくりたいと思いました。

 

ワクワクする箱です


だから、最初は箱の話から。
ゲームの話じゃないんかい(笑)

いやぁ、ゲームの話って苦手なんですよね。
みんなが「おもしろいですよぉ〜」って言うじゃないですか。
あれは別に変な風呂敷を広げてるわけじゃなくて、
自分がつくったゲームは、そりゃ「おもしろい」って言いますよ。
そう思ったからこそ、印刷までしているわけで。

ただ、『Ars Combinatoria』が最初に言いたいのは
そういうおもしろさじゃなくて、
「しまわれ方」なんですね、まず。
まず、しまってあるところから(笑)
箱と言えば箱ですが、ほぼ本の形をしているので
ゲーム棚に積むんじゃなくて、本棚にしまって欲しいわけです。
で、
「実はこれ、ゲームなんだよ」と。
そこでまず、みんなを驚かせて欲しい。

しかも!
旦那。
これなら
新しいゲームが増えたことを家族に気づかれませんぜ(笑)

そして、開くとこんな風になってます。
左側に解説書をしまっておくポケットがあり、
右側に本をくりぬいたような感じでカードが隠されています。
ちょっとしたスパイ気分です。

カードを納める部分はスロープ上になっています。
この形だと箱を裏返さずにカードが取り出せるからです。
 
実はぼく、箱をひっくり反してカードを取り出す動作が
あんまり好きではないんですね。
鮨をにぎる時に、あまったシャリをおひつに返すような
「本来の目的に反する、あまり美しくない行為」
だと感じてしまうのです。

 

5種類のゲームで遊べます

さて、あらためてゲームに関するお話です。
『Ars Combinatoria』とは、
ラテン語で「組み合わせ術」を意味しています。
Ars(=Art)が術で、
Combinatoria(=Combination)が組み合わせ。
普通は一緒にしない要素を結びつけて、
新しい価値を生み出す技のことです。

このカードセットはトランプと同じように
複数のゲームを遊べるようになっています。
つまり、ゲームの組み合わせ術というわけです。

そして、
人と人とを結びつけるアイテムになって欲しい。
そんな思いを込めて『組み合わせ術』というタイトルにしました。
第1巻に収録の5種類は、ざっとこんな感じです。
※ クリックすると大きくなります

 

再生産のご要望をたくさんいただく人気ゲーム
『PAAR』の『Ars Combinatoria』バージョンです。
一人で勝つのではなく、
「運命の人」と一緒に上がらなければならない。
自然にペアが生まれるゲームです。
第1巻のタイトル『出会いの喜び』を最も象徴的に表しています。

 

2人1組になって対戦するゲームです。
ほとんどのゲームはイカサマを禁止していますが、
このゲームはむしろそれを奨励します。
2人だけに通じる「秘密のサイン」で
上手に情報交換することが勝利の鍵になります。

 

過去、現在、未来に起きた
「いいこと」と「とてもいいこと」を話していく。
勝ち負けよりも、会話を楽しむためのゲームです。
ポジティブなイメージと単語だけが飛び交うので
自ずと幸せな空気がつくられます。
自己紹介にも、もってこいです。

 

『Ars Combinatoria』の軸になるゲームです。
自分や相手の予定表を変えていきながら
「まわる時間」と「すすむ時間」という究極の選択に
挑んでもらいます。
各自が自分専用のデッキを持ってプレイする。
しかも対戦ではなく、複数の人で同時に遊べる
これまでにないゲーム形式です。

 

会いたい時間と場所を書き込み、
お互いにそのカードを持っておく
再会のための(ひいてはそれを励みに人生を送るための)
お守りをつくるゲームです。
決勝戦の会場で戦うことを誓う。
そんな使い方もできます。

 

ドキドキする解説書です

『Ars Combinatoria』のテーマは「出会いと再会」なので
世界中の人と出会うきっかけになるよう
解説書は日本語と英語の対訳表記にしました。

形もちょっと変わっていて、
カレンダーをめくるように縦にめくっていきます。
こうすると、文章が上から下に続いて流れてくれますし、
日本語と英語も照らし合わせやすい。
英語で読みたい人と並んで座って楽しめます。

 

ニヤニヤするカードです


解説書が日本語と英語になっているように、
カードも太陽娘(日の丸)と月の女王(イギリス王室)の
対比をベースにデザインしました。
「このゲームは日本製でね。
 錬金術を象徴する太陽と月のデザインなんだけど
 日の丸と女王の横顔がかけてあるんだよ」
と、ウンチクを語っていただきたい(笑)

 

「宝物」なので希少です

大量生産の良いところは商品を安価にできることです。
通常、ぼくらはその圧倒的な恩恵に浴しています。

一方で、それが現代社会の生きにくさの原因だとも思うのです。
「みんなと一緒じゃないと損するよ」とか
あるいは「変わったことをされると困るんだよ」とか。
そうしたプレッシャーが
自由で開放的なあり方を制限しているように感じます。

だからこそ、「宝物」が必要だと思うのです。
自分の思いや愛情をこめられる、大切にできるもの。
それがあれば人生が楽しくなります。

なぜか?

 
 
 

「大切にする」ことは「大切にされる」感覚を
味わうことに通じるからです。

人間の脳は感覚的な主語を分離できません。
たとえば、人の悪口というのは
「そう言われたら、相手が嫌な思いをするだろう」言葉です。
その嫌な感じを自分でわかっているからこそ、
憎い相手にその言葉を投げつける。
でも、その過程でわざわざ自分から「嫌な感覚」を
味わいに行っているわけですね。

逆に、愛する者は愛されている感覚に満たされます。
大切にする感覚と大切にされる感覚は実は同じなんですね。

 

以上のようなコンセプトから
『Ars Combinatoria』は同じデザインの上限を
500部に設定しています。
大切にしてもらえるものを少しだけつくりたいのです。

第1巻のデザイン・バリエーションは随時展開していきますが、
このデザインのカードは二度とつくりません。
500部限定です。

そして、今回のカバーは230部限り。
ゲームマーケット用の200部と
エッセン・シュピ−ル準備用の30部だけです。
こちらも、二度と同じものはつくりません。

どうして、少部数にこだわるのか?
それは、『時の祭壇』のキーヴィジョンが
大量生産的な画一性ではなく
それぞれの人が自分や相手を大切にする多様性だからです。

 

本当の宝物って
人と人とがすごす和やかな時間だと思います。

この200部はその最初の一歩。
『Ars Combinatoria』が初めて世に会う記念の一冊です。

 

商品概要


サイズ:A5版(170 X 220 X 20 mm)
カード:太陽カード 39枚 と 月カード 39枚 の合計78枚
解説書:日本語と英語で5つのゲームを解説(32ページ)
ゲームマーケットでの販売個数:200部

価格:3,500円(税込)

 

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